展示会場ドバイワールドトレードセンターで11月14日~18日、「ドバイモーターショー2017」が開催される。
中東地域最大級の自動車関連展示会となる同イベントは今年で14回目。ドバイのモーターショーは世界の自動車関連展示会の中でも、高級車が集まることで知られる。
昨年は10万人以上の来場者を記録した。GCC諸国においては、新車、高級車の需要も十分にあり、自動車メーカーやカスタム会社などは2年ごとに開く同展示会での新モデル発表に力を入れている。
投資会社アルペンキャピタル社によると、GCC諸国の乗用車台数は、2015年の1020万台から2020年の1320万台へ成長すると見込まれているという。このほか、アラブ首長国連邦(UAE)は2015年の新車販売台数が21万5000台だったのに対し、2020年には26万7000台になると予想されている。近年では、隣国サウジアラビアでの女性の運転規制が緩和され、2020年に74万3000台の新車販売が予想されている。
「レクサス」は同展示会でハイブリッドカーにスポットを当てた展示を行う。ドバイでは2010年からハイブリッドカーの販売を始めた。同社担当者によると、レクサスのハイブリッドカーは世界中で100万台以上が購入されており、ドバイではラグジュアリーセグメントでのモデルが人気という。
カスタム会社の注目ブースは、今年9月にドバイにショールームをオープンさせた「Samurai Eagle General Trading社」。同社は、「Kuhl」社の手掛けた、金ぱくを使ったゴールドカーを展示する。同社のアカウントをタグ付けし、インスタグラムに写真をアップして、いいねの数が一番多い人に日本往復チケットをプレゼントするという企画も行い、来場者の注目を集めていた。
会場には、ローカルアラブ人に観賞用として人気のあるクラシックカーコレクションのブースもあり、ビジネスマンだけではなく、自動車ファンも楽しめる内容となっている。
開催時間は11時~22時。入場料は大人=65ディルハムほか。