ドバイ・クリークで6月25日、ジンベエザメが遊泳する姿が確認された。
ジンベエザメは人にとっては危険性の低いサメで、ドバイに面するアラビア湾やオマーン湾などの温暖水域に生息している。アラビア湾付近で確認されるクジラやサメ情報を集めるSharkwatch Arabiaによると、世界最大級の人工島「パーム・ジュメイラ」は沖に近いこともあり、目撃情報はあるものの、生活圏に近いドバイ・クリークでの遊泳は珍しいという。
今回ジンベエザメの遊泳が確認されたのは、ドバイメトロのユニオン駅やシェラトンホテルなどに近いクリーク沖。ドバイ・クリークは問屋外などのあるデイラ地区と、歴史的な街並みを再現したオールド・ドバイ地区を結ぶ渡し船「アブラ」も横断する。
写真と動画はクリークに停泊する船から撮影。船に居住するアダックななかさんは「2歳になる息子とクリーク沿いで魚釣りをしたり、カニを捕まえたりはするが、まさかデイラにジンベエザメが出るとは驚いた。またクリークに遊びに来てくれることを願い、今後はジンベエザメ探しも楽しみの一つにしながらボート生活を送りたい」と話した。