アブダビのウム・アル・エマラット・パークで6月21日、「国際ヨガの日」イベントが開催された。
日本人インストラクターも参加した「Common Yoga」デモンストレーションの様子
国際ヨガの日は2014年12月11日、国際連合総会において宣言され、毎年6月21日に世界各国でさまざまなイベントが行われている。
アブダビではこの日、5000人のヨギーが参加。参加者にはヨガマットとTシャツが無料配布された。会場にはインドのナレンドラ・モディ首相がビデオメッセージを流し、お祝いムードを盛り上げた。
イベントでは「デスクトップヨガ」などの日常生活で続けられるようなヨガも行われた。デスクトップヨガは、勤務中の疲れ、ストレスを軽減するために、手や肩、首、目、頭などを中心に疲れがたまりやすい部分をほぐすストレッチの要素を含んだ内容。
このほか、寛容担当相のシェイク・ナヒヤーン・ビン・ムバラック・アル・ナヒヤーンさんがスペシャルゲストとして参加した。寛容担当相は2016年に「寛容の精神をUAE社会の基本的価値観として推奨するため」新設された内閣ポスト。
シェイク・ナヒヤーン寛容相は「ヨガはボーダーレスに、国人種宗教に関係なく、同じ価値を分かち合えることができる素晴らしいもの」と話し、会場から拍手が送られた。
イベントに参加した佐藤みどりさんは、アブダビで7年ヨガインストラクターとして活動している。「国際ヨガの日ではCommon Yoga のデモンストレーションで参加した。当日の会場はみんなが笑顔でリラックスして、それぞれのパフォーマンスを楽しんでいた。全員が一体となり行うヨガアーサナ、夜風を感じながらの瞑想(めいそう)、そのどれもが心地良く優しい癒やしの時間であらためてヨガの素晴らしさを実感した」と話す。