ドバイのジュメイラ地区にあるジュメイラ・モスク(Jumeirah Mosque)で現在、世界15カ国のモスクの写真を集めた「世界のモスク展(Mosque of the World)」が開催されている。
ジュメイラ・モスクはドバイでも最も美しいといわれるモスク。一般にモスクは異教徒の立ち入りを禁止しているが、このモスクでは内部を見学できるツアーを毎日開催、ドバイで唯一内部を見ることができるモスクとなっている。1時間のツアーの中では、礼拝の仕方やイスラム教に関する質疑応答を行うなど、イスラム教やイスラム文化の理解を深める機会を提供している。
今回の写真展は「イケメン皇太子」として知られるハムダン皇太子が創設した「ハムダン国際写真賞(HIPA)」とドバイ政府の文化関係機関「SMCCU」が協働して実施。HIPAの運営するインスタグラムで世界のモスクの写真コンテストを開催し、「いいね」の総数で優勝者2人を決めた。
写真展には「いいね」の多かったモスクの写真が集められ、インドやマレーシア、インドネシア、アラブ首長国連邦(UAE)の首都であるアブダビにあるシェイク・ザイード・モスクなど15カ国、32点の写真を展示している。なかなか見ることのできないサウジアラビア王国にあるメッカの様子を収めた写真や人々の礼拝の様子を写したものなど、美しい風景だけでなくイスラム文化を知る上でも貴重な機会となっている。
開場時間は9時~20時。入場無料。写真展は10月末までを予定。